会長挨拶

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令和4年1月1日

2022年頭のご挨拶

会 長 安田 豊

新年あけましておめでとうございます。
       
会員各社の皆様並びに関係各位におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。2022年の新春を迎えるにあたり、年頭のご挨拶を申し上げます。

昨年を顧みますと、2020年初より世界を揺るがしてきた新型コロナウイルスの感染拡大に対し、幸いにもワクチン接種が多くの国で進んだことにより人の動きや経済活動の再開が進み、経済にも回復の動きが見えて参りました。
一方で、ワクチンの有効性が弱まり感染が再拡大している国や、感染力の高いオミクロン変異株の出現もあり、未だ予断を許さない状況にあります。
国内では、年明け早々2度目の緊急事態宣言が発出され、その後も首都圏を中心に4月から9月までの約半年に亘り緊急事態宣言或いはまん延防止等重点措置が取られました。
このような中で昨年から延期された東京五輪・パラリンピックが無観客で開催されましたが、その直後の10月には菅総理が1年の任期で辞任、そして衆議院解散と総選挙で自民党が勝利し岸田新政権誕生等、特に後半において慌ただしい一年であったと感じております。

国際情勢においては、1月にアメリカで民主党バイデン氏が大統領に就任し、大規模な財政出動策が打ち出されると共に、外交では同盟国との協調再強化と中国への対抗姿勢が鮮明となりました。再任されたパウエルFRB議長は、12月のFOMCでテーパリング(量的緩和の規模縮小)の終了時期前倒しとインフレ抑制のための利上げを表明しました。また、コロナ禍の景気後退から回復が進む中でも、新興国の部品生産停滞や半導体不足による自動車減産、コンテナ不足による海上運賃高騰、急激な消費回復に伴う電力不足など、サプライチェーンの脆弱性にも注目が集まりました。
このような環境下で非鉄金属・貴金属価格が高騰し、銅やパラジウム及び一部のレアメタルで史上最高値を更新しましたが、その後失速し、オミクロン株による株価急落とともに、相場格言で言われる「丑はつまづき」を連想させる値動きとなりました。

さて、今年は寅年です。寅という字は、地中の生物が陽気とともに地上に出るさまを表しており、今年の干支の「壬寅」には「冬の寒い夜にじっと我慢の末、新しいものが生まれる」と解釈できるそうです。コロナ禍で生活が変化し人々のリモートワークや時差出勤など新たな働き方が浸透していく中で、巣籠もり需要や企業のデジタル・トランスフォーメーション投資などこれまでになかった新たな需要が生まれてきています。今後も、これまでの常識が覆され、どのような新しい知恵や考え方が生まれてくるのか期待したいところです。

産業界では、菅前総理が2020年に表明した、2050年までに日本の温室効果ガス排出量を全体としてゼロとする「カーボン・ニュートラル」に向けて社会が一斉に動き出しています。各国・地域でも、政府が低炭素社会に向けて大きく舵を切り、特にEUでは2020年12月にあらゆる種類のバッテリーのライフサイクル全体を規定する新たな電池規則案が発表されたことに続き、昨年7月には2035年までにハイブリッド車を含むエンジン車の新車販売を事実上禁止する案を打ち出すなど、環境規制を強化する動きが続いています。
再生可能エネルギーの普及と自動車の電動化・自動運転化への動きは今までにも増して加速するものと考えられ、水素や電池、そして関連するレアメタルへの注目度が高まると予想されます。また、各企業はESG経営を実践し、事業を通じて社会的課題の解決に貢献することで、地域社会の発展と国際目標「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に取り組むことが求められます。幸いなことに、当協会の会員各社はいずれも事業の一環として「レアメタル」「リサイクル」「循環型社会」に深く関わっておられますので、各社への期待度は従前にも増して高まるものと確信しております。

当協会では、会員各社の事業への取組みのお役に立てるよう専心努力して参る所存ですので、是非とも関係ご当局並びに会員各社の皆様方には、当協会の活動に一層のご指導・ご支援を賜りますよう改めてお願い申し上げます。
最後になりましたが、会員各社のますますのご発展と、関係各位ならびにご家族のご多幸、ご健勝を祈念致しまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。

JX金属㈱ 取締役常務執行役員 金属・リサイクル事業部長

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